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5月, 2020の投稿を表示しています

喘息の敵は室内にあり

5月最後の日曜日はあいにくの雨になりました。関西は6月上旬に梅雨入りが予想されています。雨が続くとなんとなく気分が落ち込みがちになりますが、喘息のお子さんにとってはしんどい季節であり、さらに憂鬱になっているのではないでしょうか😔 気管支喘息の主要な原因は吸入アレルゲンです。アレルゲンとはアレルギー症状を引き起こす原因となる物質のことを指しますが、吸入アレルゲンは口や鼻から体に侵入することでアレルギーを起こします。室内環境のアレルゲンには、チリやホコリなどのハウスダスト、ダニ、カビ、犬や猫などのペットの毛があります。梅雨のシーズンは生暖かく、湿気が多いので、ダニやカビの繁殖に非常に適した環境になります。お部屋、特に寝室は毎日掃除や換気をし、天気の良い日はお布団を干すことで吸入アレルゲンを減らすことができます。また、エアコンの使用頻度が増えてくると思いますが、お手入れができていない場合はエアコンがカビの巣になってしまいます。久しぶりに電源を入れる場合はお掃除された後が良いと思います。 あと、喫煙されている家族はいらっしゃいますか?別の部屋、あるいは外で吸っているから影響はないとおっしゃる方がいますが、そんなことはありません。タバコの煙には数千種類の物質が含まれていて、喘息悪化の原因になります。喫煙後は喫煙者の体に有害物質が付着し、室内に持ち込まれてしまいます。また、加熱式タバコや電子タバコの新型タバコでも有害成分を含むエアロゾルを発生させ、その影響は2m近くに及びます。人が歩く時に発生する風やドアの開け閉めで簡単に拡散します。 ただ、家でいくら気をつけていても、外出先で喘息発作が出てしまうこともあります。そのような場合に備えて、喘息では発作が出てない時も行う維持療法が重要です。維持療法には内服薬や吸入薬を、重症度に合わせて使います。目標は「症状がない健康な日常生活」です。 喘息は長期的な管理が必要です。「最近ゼーゼーが酷くなってきた」「今の治療薬で発作が出ないか不安」「なかなかお薬が飲めない」など、心配や不安なことがあればご相談ください😊

おしゃれマスクが増えてます

マスク・ハンドソープ・ウェットティッシュ、この3つはコロナウイルス流行後に入手困難になった代表的な商品ではないでしょうか。一時期はマスク一箱やハンドソープの詰め替えボトル一つが数千円から数万円で販売されていましたが、ここ最近は流通量が増えて、価格も下がってきた様に思います。   使い捨てマスクの代わりに、手作りのマスクを着けて受診される方が増えています。手作りなので色々なデザインがあり、マスクを拝見することが一つの楽しみになっています。お姉ちゃんと弟君が、それぞれ女の子用の可愛いマスクと男の子用のかっこいいマスクをお持ちになっていたり、お母さんとお子さんがお揃いの花柄マスクを着けておられたり…   これからの暑い時期に向けて、アパレルメーカーが夏用マスクを販売するそうです。マスクがファッションの標準アイテムになりそうです

目標は掻かずにきれいな肌をキープ

一旦良くなった湿疹が、薬をやめると悪くなったとご来院されるお子さんがいらっしゃいます。特にアトピー性皮膚炎で症状が強く出ている場合、皮膚が痒くて何度も掻いてしまい、血が出たり、ただれてしまったりとても痛々しいです😢 治療で大切なことは痒みを抑えて皮膚の状態が悪くならないようにすることと、肌の状態をきれいに保つことです。 最初は飲み薬やステロイドの塗り薬、保湿剤とたくさんお薬を使わないといけません。ですので、症状が良くなる・あるいは見た目が落ち着くと、安心してしまい、薬をやめてしまいたい気持ちになると思います。でも、そこで治療をやめてしまうと、肌の下の見えない部分で症状が抑えられておらず、痒みが出たり湿疹が悪くなってしまいます😣 そこできれいな肌をキープするために、症状が良くなればお薬を徐々に減らしていき、保湿剤など基本的なスキンケアを続け、数日に1回程度ステロイドの外用薬などのお薬を使用する、プロアクティブ療法を行います。治療期間は少し長くなってしまいますが、痒みや湿疹に悩むことは無くなります。肌のバリア機能がしっかり働き、肌を通してアレルギー物質に感作されることも防いでくれます。 治療にかかる時間は一人一人違います。特にお子さんが小さい場合は、薬を飲んだり塗ったりすることが、処方通りにできないこともあると思います。当院ではそれぞれ皆さんが抱えるご事情に合わせて治療を一緒に行っていきます。お気軽にご相談ください😊

バラが綺麗です

六甲ライナー沿線のバラ園や岡本のバラ公園が見頃を迎えています。咲き誇る薔薇に癒された方も多いのではないでしょうか。もう5月も終わりなんですね。外出自粛で季節を感じる機会が減ってしまっていました。   学校や会社が本格的に再開になっても、すでに中止になったイベントも多く、今後も運動会や文化祭、歓迎会や送別会などの季節ごとの行事に制限がかかり(密集しない、合唱はしないなど)、今までと違った一年になるのだと思います。   新しい生活様式と価値観の中で、感染症から身を守りながらも生活の不安なく過ごすことができるよう模索の日々が続きそうです。                

子供のワクチン接種率が低下

新型コロナウイルスの流行に伴い発令されていた緊急事態宣言が、先日兵庫県でようやく解除されました👏まだ感染拡大の注意は必要ですが、少しずつでも地域の活気が戻ってきて欲しいですね💫 数ヶ月続いた外出自粛で、子供達のワクチン接種率が低下していることが報告されました。例えば、初めてのワクチンで接種する小児の肺炎球菌ワクチンは、90%から74%に下がってしまいました😞 ワクチンは決められた回数を、効果が有効と認められた期間に接種しないといけません。ウイルス対策は継続しないといけませんが、その他の病気から子供達を守ることも大切です。 つじのこどもくりにっく・神戸ベイのお昼の診療時間帯(13時〜15時)では、完全予約制でワクチン・乳幼児健診を行っています。(ただし、緊急性の高い患者さんの場合受け入れることがあります) 「外出自粛でワクチンスケジュールが遅れてしまって、どのワクチンが接種できるかわからない」 「どのワクチンを優先すればいいのか教えて欲しい」 など、ご質問があればお気軽にお問い合わせください😊

つじの・こどもくりにっく神戸ベイの池内です

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神戸市東灘区六甲アイランドのつじの・こどもくりにっく神戸ベイの池内です! 5月にオープンしたクリニックの様子や、診療などに関する話題、日々の出来事を綴っていきたいと思います。 よろしくお願い致します😊