投稿

2021年が始まりました!

あけましておめでとうございます!!2021年、神戸ベイは本日からスタートしました!! 大晦日は日本のコロナウイルス感染者数が過去最高を記録しました。帰省や初詣を極力控え、例年とは異なるお正月を迎えられた方が多いと思います。私自身はあまり変化がなく引きこもりでした。昨年は試験を1月に控えており、年末年始はテキストの読み込みと口頭試問の練習に明け暮れていました。今年の方が心穏やかに過ごせた気がします。受験を控えた学生さん達は、感染拡大と試験に対する不安でかつてないほどの緊張を強いられているのだと思います。 歴史を振り返ると、人の往来と共に感染症は流行しました。紀元前5世紀の古代ギリシャ時江合、アテネとスパルタが戦ったペロポネソス戦争でパンデミックが発生したそうです。2世紀のローマで起こったペストの流行は、モンゴルの軍隊がヨーロッパに進軍した時にもたらされたと聞きます。諸説ありますが、梅毒はコロンブスが新大陸からヨーロッパに持ち込んだと言われています。このようなパンデミックの例は枚挙にいとまがありませんが、有効なワクチン接種ができない現状では、人の行き来が続く限り感染数が目に見えて減少することは難しいと思います。政府は7日に緊急事態宣言を1都3県に発令する予定だそうですが、中途半端な対応に終わらないか心配です。 今回の宣言では学校は休校せず、大学入試も予定通り行われるみたいです。私たちは学生さんに影響がないよう感染対策を最大限行いつつ、受験される皆さんのご健闘をお祈りしております!!

アフリカでも近視が増加!?

つじのこどもくりにっく神戸ベイ、甲南やまゆりクリニックで行っている眼の検査、1歳未満の赤ちゃんから就学前後のお子さんを中心に受けていただいています!「弱視となる原因がないか検査する」ことが一つの目的ですが、視力が完成すると言われている6-8歳以降でも検査をする意味があります。以前大人の眼精疲労等に屈折異常が原因となってることについて触れましたが、それとは別に、お子さんの近視が進行していないかの評価ができることです。 人間は生まれたときには遠視で、成長とともにだんだん眼球が伸びて球形に近づき、6歳くらいで正視(近視も遠視もない状態)になると言われていました。しかし、最近は近視の人口が増え、小学校低学年でも近視になるお子さんが増えているそうです。近視の原因には遺伝も関係すると言われ、近視の親御さんのお子さんはそうでないお子さんに比べて近視になりやすいことは明らかになっています。ただ、最近近視が多くなっているのは、遺伝的な背景だけでなく、近くを見る作業やスマホといった生活習慣の変化が影響していると考えられます。過剰に眼を近づけてしまうと近視を進めてしまうので、30㎝くらい眼と本の距離を話して正しい距離を保って、適度な明るさの下で読むことが大事です。さらにスマートフォンは人類がこれまで体験したことのない過度な刺激なようで、近視を非常に進めてしまいます。従来近視が少ないアフリカ(視力3.0の世界!)でもスマートフォンの普及で近視が増加しているようです💦 近視の治療は進行予防になります。なので、いかに進行させないかが重要になってきます。眼科で検査を受けようと思うと、受診される患者さんが多く、待ち時間も検査時間も長いイメージがありますが、検査は予約制(前日までにお電話または受付で承っています)で非常に簡単に行えます!神戸ベイではお昼の健診時間帯も受け付けており、安心してご来院頂けます。コロナ禍でますます近くを見ることが増えてしまった今、眼のチェックをしてみませんか??

甲南やまゆりクリニック、女性内科のページをアップしました!!

やまゆり会の分院である、甲南やまゆりクリニック(東灘区甲南町)で女性内科の診療を行っています! 子育てやお仕事で忙しく、お母さんやお父さん自身の健康管理がどうしても後回しになってしまうと思います💦以前より疲れやすい・気持ちが落ち込む・何をしても楽しめない・意欲がわかない、そんな心や体の不調を感じることはありませんか?家族や職場に打ち明けることができない不安や悩みを抱え、眠れない、気持ちが休まらない、そのような行き場のない思いをゆっくり時間をかけてお聞きします。もちろんお話をしていく中で、病気が隠れている可能性があれば、検査や治療を併せて行います! 治療の際は、通常の保険診療だけでなく、プラセンタ注射や高濃度ビタミン治療など幅広い選択肢をご用意しています。クリニックと同じビルのマッサージサロンikoiさんとも連携し、心身ともにリラックスしていただける環境を整えています! 詳細は神戸ベイ&甲南やまゆりクリニックの池内までお問い合わせください☆ https://www.tsujinoclinic.com/yamayuri/woman.shtml

インフルエンザワクチンの疑問

11月に入り、お店にクリスマスケーキやお節料理の案内が並ぶようになりました。あっという間に年末ですね💦毎年慌てて年賀状の準備をするので、今年は印刷を済ませています! 先月に続いて今月も、 インフルエンザワクチンも大変多くの患者さんに接種していただいています。 ワクチンの接種回数でよくご質問をいただくのが、13歳未満のお子さんの2回接種についてです。 低年齢のお子さんは1回の接種では免疫が得られにくいと言われています。1回接種だけでは無駄というわけではありませんが、2回接種の方がより良好な抗体を得られることが分かっています。1回目と2回目の接種間隔については、4週間置くことが免疫の効果として望ましいとされています。海外では4週間以上間隔を空けることが推奨されています。 逆に13歳以上のお子さんや大人の方は1回接種で十分な効果が得られるとされています。小さいお子さんより長く生きた分、ウイルスへの曝露経験が多いことや、今まで接種したワクチンによる一定の免疫記憶が備わっていることが関係している考えられます。 当院では、引き続きインフルエンザワクチンのご予約を受け付けています!お子さんだけでなく、お父さんお母さんも接種していただけます。ご質問も含め、お気軽にお問い合わせください☆  

生ワクチンと不活化ワクチンの接種間隔が変わりました!

今月から異なるワクチン同士の接種間隔が変わったのですが、ご存じですか? 今までは生ワクチンから次のワクチンまで4週間、不活化ワクチンから次のワクチンまで1週間、間隔を空けないと次のワクチンを接種することができませんでした。それが、2020年10月から、生ワクチンの注射と生ワクチンの注射の間を27日以上の間隔を置くこと以外、制限がなくなりました。文章だけだと理解しにくいので、厚生労働省のポスターを見ていただくと分かりやすいかもしれません。(参考URL: https://www.mhlw.go.jp/content/000674887.pdf ) ただ、これは異なる種類のワクチンについての変更で、同じワクチンの接種間隔は従来通りです💦なんだか混乱してしまいますね…😮。 今月からインフルエンワクチンがスタートし、打ち忘れていた予防接種を受けに来る患者さんもいらっしゃいます。どのワクチンを受けたら良いかわからない、今受けても大丈夫?などなど、ご質問があればスタッフがご対応いたします!お気軽にお問い合わせください☆

突然の再会!

先日ご来院頂いたお子さんのお名前を拝見し、「もしかして・・」と思い、診察室にお呼びすると、一緒に来られたお母さんと私共に「お久しぶりですね!」と思わず声が出ました。 まだ患者さんが赤ちゃんの時、入院治療で担当させていただいていたんです!治療が難しい病気だったため、お子さんも御家族もとても大変で辛い時期を過ごされていました。あれから数年が経ち、見違えるほど大きく成長したお子さんと再会することができ、この喜びは言葉では言い尽くせませんでした‼ 診療の中で患者さんやご家族の気持ちに寄り添えているだろうか、皆さんのニーズに応えられているだろうかと自問自答する日々ですが、お母さんの笑顔を見て、少しはお役に立てていたのかなと思いました😌 地域の皆さんをしっかりサポートできるように、より一層尽力していこうと誓った日でした☆  

敵を知って備えることの大切さ

10月1日から神戸ベイでもインフルエンザワクチンの接種がスタートします!事前のお問い合わせが多く、皆さんの関心の高さを窺わせます😮 先日のある新聞に、日々のコロナウイルス感染者のデータの見方についての記事がありました。現在、経済社会活動を行いながら、新型コロナの感染拡大抑止を行うために感染状況のデータを活用しています。実際、感染者数が増加してから、すぐには重症者や死亡者数は増加しません。約40日程度遅れて、死亡者数も増加します。そのことがウイルスが弱くなったのでは、日本人は重症化しにくいのではないかという考えを生み出してしまうそうです。 厚生労働省の9月16日発表の重症者割合(重症者数の入院治療等を要するものに対する割合)は、40歳代で0.8%、50歳代で1.9%、60歳代で4.1%、70歳代で6.8%、80歳以上で4.6%ですが、死亡率(死亡者数の陽性者数に対する割合)は40歳代で0.2%、50歳代で0.5%、60歳代で2.4%、70歳代で7.7%、80歳以上で17.8%となり、60歳代以上の死亡率は無視できない数字になっています。新型コロナウイルスは感染力が高く、適切な対策をしないまま人の移動が続けば、重症化しにくい若い世代がウイルスを広める可能性が高くなります。2020年7月現在、65歳以上の就業者は910万人、仮に人との接触機会が多いこの方々全員が感染してしまった場合、70万人(70歳の死亡率で計算)の命が失われることになります。 具体的な数字にすると恐ろしいですが、重症化し死亡に至るまでにはウイルス感染以外の様々な要因があります。コントロールがうまくできていない持病がある、疲労の蓄積や他の感染症による免疫力の低下…。コロナウイルスに対する特効薬がない中、インフルエンザとコロナウイルスのダブル流行が心配されます。来る冬の危機に備えできる対策をひとつづつ確実に行っていくしかない状態です。インフルエンザワクチンは、インフルエンザの発症を完全に抑えるものではありません。しかし、辻野先生のブログに書かれているようにワクチンが自然免疫を賦活化する働きもあること、みんなで感染症を防ぐ集団免疫の役割を考えると、多くの方がワクチン接種をすることは、自分自身、そして重症化リスクの高い人々にとっても、非常に意味のあることだと思います!