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敵を知って備えることの大切さ

10月1日から神戸ベイでもインフルエンザワクチンの接種がスタートします!事前のお問い合わせが多く、皆さんの関心の高さを窺わせます😮 先日のある新聞に、日々のコロナウイルス感染者のデータの見方についての記事がありました。現在、経済社会活動を行いながら、新型コロナの感染拡大抑止を行うために感染状況のデータを活用しています。実際、感染者数が増加してから、すぐには重症者や死亡者数は増加しません。約40日程度遅れて、死亡者数も増加します。そのことがウイルスが弱くなったのでは、日本人は重症化しにくいのではないかという考えを生み出してしまうそうです。 厚生労働省の9月16日発表の重症者割合(重症者数の入院治療等を要するものに対する割合)は、40歳代で0.8%、50歳代で1.9%、60歳代で4.1%、70歳代で6.8%、80歳以上で4.6%ですが、死亡率(死亡者数の陽性者数に対する割合)は40歳代で0.2%、50歳代で0.5%、60歳代で2.4%、70歳代で7.7%、80歳以上で17.8%となり、60歳代以上の死亡率は無視できない数字になっています。新型コロナウイルスは感染力が高く、適切な対策をしないまま人の移動が続けば、重症化しにくい若い世代がウイルスを広める可能性が高くなります。2020年7月現在、65歳以上の就業者は910万人、仮に人との接触機会が多いこの方々全員が感染してしまった場合、70万人(70歳の死亡率で計算)の命が失われることになります。 具体的な数字にすると恐ろしいですが、重症化し死亡に至るまでにはウイルス感染以外の様々な要因があります。コントロールがうまくできていない持病がある、疲労の蓄積や他の感染症による免疫力の低下…。コロナウイルスに対する特効薬がない中、インフルエンザとコロナウイルスのダブル流行が心配されます。来る冬の危機に備えできる対策をひとつづつ確実に行っていくしかない状態です。インフルエンザワクチンは、インフルエンザの発症を完全に抑えるものではありません。しかし、辻野先生のブログに書かれているようにワクチンが自然免疫を賦活化する働きもあること、みんなで感染症を防ぐ集団免疫の役割を考えると、多くの方がワクチン接種をすることは、自分自身、そして重症化リスクの高い人々にとっても、非常に意味のあることだと思います!  

こんなおしゃれな靴があるんですね!

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  以前、個性的なマスクを着けてご来院くださるお子さんがいらっしゃることをブログに掲載しました。実は靴も、「今時の子供達はおしゃれさんだなぁ」と思いながら拝見しています😊 色鮮やかなスニーカーは瞬足というブランドで、クリニックの外来で初めて知りました!名前の通り本当に速く走れるようになるんでしょうか!?私が子供の頃憧れていた、ビニール製の少しラメの入った女の子用の靴もよく見かけます。逆に、踏むと踵が光る靴ってあったと思うんですけど、今は履いてるお子さんはいないんですね…。 そんな中で、とてもかわいい靴を発見!思わず写真を撮らせていただきました!有名な俳優さんが監修している昆虫を取り入れたデザインのようです今年は暑さとコロナウイルスの影響で、外で昆虫採集をしている子供の姿を見かけませんでした。虫を始め、生き物との触れ合う機会が減ってしまっているので、なおさらトキメキますね 💕 昆虫と言えば、20世紀初頭にフランスで活躍したガラス工芸家、ルネ・ラリックは昆虫や植物をモチーフにしたガラス作品を 多く作成しました。私は虫は苦手なのですが、ガラスで表現されたリアルな昆虫はとても美しかったです。 箱根に美術館があるみたいなので、コロナウイルスが落ち着けば行ってみたいと思います☆

小児外科の先生と連携して治療をしています!

赤ちゃんのおへその突出(おへそのヘルニア)、陰嚢の腫れ、みはりいぼ(肛門ポリープ)をお母さんが気づいた、あるいは健診で指摘されたとのご相談を受けます。子供の病気なので、もちろん当院で診察をさせていただくのですが、切ったり縫ったりなどいわゆる外科的な治療や将来的に手術になってくる可能性もあります。その場合、小児外科の先生方の専門分野になってきます。 実は小児外科の先生の治療を受けようと思うと、ほとんどが大学病院などの大きい病院に出向いていただかなくてはならず、紹介状や予約が必要で、沢山の患者さんがいる待合室で長く待たされることも・・・😟。受診するだけで一日がかりの大仕事になり、おうちに帰るとぐったりしてしまいます😡 つじのこどもくりにっく神戸ベイは同じ東灘区内にある甲南やまゆりクリニックの小児外科の先生と連携しています!ですので、外科の先生の治療が必要と判断した場合はすぐにご紹介させていただきます!甲南やまゆりクリニックは町のクリニックなので、受診までに時間を要したり、色んな病気の患者さんと待合室で一緒になることはありません。完全予約制ですので、緊急を要する場合を除きスムーズに診察を受けることができます! 残念ながらクリニック内に手術室がないので、手術が必要と判断された場合は兵庫医科大学をご紹介することになりますが、手術後の経過をクリニックで見ることも可能ですので、お子さんやご家族のご負担は大分軽くなると思います! 繰り返す嘔吐や長引く腹痛、頑固な便秘などは手術を要する病気が隠れていることもあります。心配なことがあれば、まずは当院にご相談ください!