赤ちゃんの湿疹

6月に入ってから、月齢1か月前後の赤ちゃんの受診が増えてきました。どのおこさんももれなく、顔の湿疹ができ、お薬を処方したりお肌のケアについて説明をさせていただきます。
 
新生児~乳児期早期は皮脂の量が多く、頭や顔、耳の周りに湿疹ができやすいです。かゆみはなく、ふつうは皮脂量が減ってくる生後3か月ごろには自然に治っていきます。
 
治療の基本は皮脂や剥がれた角質に対するスキンケアです。弱酸性のシャンプーやボディ用せっけんをたっぷり泡立てて、体を優しく洗ってあげてください(肌にせっけんやシャンプーが残らないように洗い流してください)頭皮にかさぶたがある場合は、シャンプーを浸透させてふやかし、1日で取り切ろうとはせず、数日かけて綺麗にしていきましょう。お風呂から出たら、保湿剤でお肌にたっぷり水分を与えてください。
 
「もしかしてアトピー性皮膚炎ですか?」と心配されるお母さんもいらっしゃいます。アトピー性皮膚炎は湿疹が良くなったり悪くなったりをある一定期間繰り返すことで診断されます。1回だけ短期間でよくなる湿疹では判断できません。ただ、きれいな肌を保つことは将来のアレルギー性疾患の発症を予防すると言われています。湿疹がなかなか良くならないときはご相談ください!
 
じめじめと暑い日が続き肌の状態が悪くなる時期です。毎日のスキンケアで良い肌の状態をキープして行きましょう☆

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