お子さんの眼で気になることはありませんか?

先月もお知らせしていますが、当院では小さなお子さんも簡単に屈折検査ができる機器を導入しました☆(大人の方も検査可能です!)屈折ってなんぞやと思われると思います。屈折検査は外から目に入る光を、どのような角度で屈折させるか見ています。具体的には近視や遠視、乱視の度合いがわかりますし、併せて斜視かどうかも検査ができます。
 
対象年齢は6か月から、カメラのレンズを見つめるだけで検査終了です。痛くもかゆくもありません。どこからか鳥のさえずりが聞こえるかも。
 
残念ながら丸のどこが切れ目か答える検査と違い、視力を測ることはできません。しかし、子供たちの視力の発達が妨げられる、いわゆる弱視の原因がないか調べることができます。実は生まれてすぐの赤ちゃんの眼は、大人のようにはっきり見えません。目から入ってくる刺激を受けることで発達します。ただ、1歳半頃を境に徐々に刺激への反応がなくなっていき、6から8歳頃にはほぼ反応がなくなってしまいます。もし、眼の発達過程で屈折異常や不同視(左右の屈折の差が大きい)、斜視が存在すると、異常のある眼あるいは両目の視力が障害されます。ですので、弱視の治療は5歳までに開始することが望ましいと言われています。
 
見えるかどうか表現できるのは4歳頃になります。気になるな、大丈夫かな、お子さんの眼について少しでも心配があればご相談ください!

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